世界の中古トラック市場【南アジア編】

世界の中古トラック市場【南アジア編】

世界の中古トラック市場【南アジア編】

 

「リユースの力で世界の発展を支援し、世界と共に成長する」をミッションに、日々活動しているZEAL TEAMは、多角的な事業を通じて、商用車リユースのサービスを世界へと広めるため、海外拠点の設立に向けて準備を進めています。

国によって文化や習慣の違いはもちろんのこと、マーケットのニーズも異なってくるため、海外の国や地域の理解を深めることは必要不可欠です。

今回は、南アジアの中でも、自動車大国と呼ばれているインドの中古車市場をご紹介いたします。

【自動車大国インドと日本】

世界の自動車販売台数(乗用車 及び トラック・バスなどの商用車を含む)が日本に次いで4位であるインドは自動車大国とも言われています。

 

日本からの輸出台数で見ると、南アジアでは、パキスタン10位(2021年)次いでバングラデシュ13位(2021年)が主要な中古車輸出先国となっていますが、

その一方で、インドは109位(2021年)と、日本からの輸出は比較的少ない状況です。

 

【インドのトラックメーカー】

インドは、年度によって変動はあるものの、中大型の販売台数は日本の3倍~4倍といった規模の巨大トラック市場です。

インドでは車両総重量16.2t以上が大型、7.5~16.2tが中型、7.5t未満が小型に分類され、日本(車両総重量11t以上が大型、5~11t未満が中型、5t未満が小型)と比較すると、トラックの大きさの違いがわかります。日本より国土の広いインドにおいて、トラックの大きさの需要も異なるようです。

これが日本からの中古トラックの輸出が少ない理由の一つでもあります。

インドの中大型トラックメーカーとしては、タタ・モーターズ、アショック・レイランド、アイシャー・モーターズ、マヒンドラ&マヒンドラや日本の企業からは中型以下の商用車を扱うSMLいすゞ(旧社名:スワラジマツダ)などがあります。

 

タタ・モーターズは、タタグループを構成する主要企業の1つで、インド最大の自動車会社であり、商用車では世界で5位の自動車メーカーです。インド国内では商用車のシェア60%を占めており、商用車市場では最大手と言われています。

 

【インドの中古車市場】

2016年度ごろから現在まで、インドの中古車市場の年平均成長率は拡大しており、新車よりも中古車の販売台数が多く、インドの中古車市場はアメリカ、中国に次ぐ大きさと言われています。

インドの中古車市場を牽引しているサービスの一つとして、ドゥルーム・テクノロジーが2014年に設立した、インド国内最大の車両専門オンラインマーケットプレイス「droom」が挙げられます。インドでは、パソコンよりもモバイルインターネットのほうが普及していたこともあり、モバイル向けのアプリとして開発されました。利用者は外出先や移動中などのちょっとした空いている時間に商品を選ぶことができ、簡単に中古車の取引が可能です。

さらに、車両の売買だけでなく、車両検査やローン・保険の手配、購入車両の自宅配送サービスまで対応し、オンライン一つで車両売買に必要なサービスを完結できます。また、独自のAIアルゴリズムとパーソナライズされた検索エンジンで、欲しい中古車の公正な市場価格を瞬時に算出する機能を有し、「droom」はインドのオンライン中古車販売市場で80%のシェアを誇ります。

 

インドの中古車市場は2020年270億米ドルを達成し、2026年には500億米ドルに達すると予測されており、今後もさらに成長すると考えられます。

 

今回は南アジアからインドのトラック・中古車市場についてご紹介いたしました。

私たちはこれからも世界にリユースの価値を発信・提供する企業として、世界の国や地域に視野を広げて活動していきます。

 

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