世界の中古トラック市場【南米編】
世界の中古トラック市場【南米編】
私たちZEAL TEAMはリユース業界のリーディングカンパニーとして、中古商用車におけるあらゆるサービスの提供に取り組んでいます。
日本で不要となった中古商用車を海外へ橋渡しすることで、循環型社会の形成と途上国の発展を担う企業として、世界中から必要とされる企業を目指しています。
今回の『世界の中古トラック市場:南米編』では、日本からの中古車輸出台数ランキングで上位のチリをご紹介いたします。
【日本との貿易】
チリ国内への中古車の輸入は原則禁止とされていますが、南米の内陸国へのゲートウェイとして機能しているのが、チリ北部にあるタラパカ州の州都イキケです。イキケには南米最大の『ZOFRI』というフリーゾーンがあり、近隣諸国への中継貿易地として各国のバイヤーが日々往来しています。そのうち、中古車を扱う業者が100社程存在しており、日本から輸出された中古車は、南米の内陸国(ボリビア・パラグアイ)へと再輸出されます。チリは南米のマーケットのゲートウェイとして重要な国です。
【日本から輸出される中古車(中古トラック)】
実際に日本から輸出された中古車は2021年には1,224,954台で輸出台数ランキング4位となっており、そのうちトラックは186,928台でした。
前年の2020年に輸出された台数67,658台(そのうちトラックは6,573台)に対して大幅に輸出台数は増加しています。
【チリの中古車市場】
チリの2020年新車販売台数は、新型コロナ禍を受け大幅に減少し、新車の供給不足の影響で、入手可能である中古車の販売が急増しています。
2021年1月の中古車販売台数は、前年同月比2.1倍の大きな伸びを記録し、この傾向はコロナ禍が過ぎ去らない限り、一定期間続くとみられています。
【チリの中古パーツ・エンジンの市場】
チリの中古パーツ・エンジンの市場は、ペルーや台湾の業者が多いのが特徴です。日本から仕入れた商材はイキケを経由し、チリ国内で販売されるものと再輸出されるものに分けられます。中古パーツにおいて中東最大のマーケットと言われている、UAEのシャルジャよりも規模は小さいですが、日本各地の解体業者から多くの中古パーツ・エンジンを輸入しています。
今回は南米からチリの中古車市場についてご紹介いたしました。
私たちはこれからも世界にリユースの価値を発信・提供する企業として、世界へ拠点を拡大し、活動していきます。
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