SDGsの達成にむけて私たちができること【スウェーデン編】
SDGsの達成にむけて私たちができること【スウェーデン編】
2015年の国際サミットで、世界共通目標として策定された『SDGs』の目標の1つである『つくる責任つかう責任』。
私たちZEAL TEAMは、日本で不要となった商用車を海外へと橋渡しすることで、リユース事業を通じて世界規模での『持続可能な社会』を実現していくことを目指して、日々活動しています。
今回は『SDGsの達成にむけて私たちができること』をテーマに、SDGs達成度ランキングより、ランキング3位を誇るスウェーデンの取り組みをご紹介いたします。
スウェーデンでは政府が積極的にSDGsに取り組んでおり、2030年までにエネルギー効率を50%高め、2040年までに発電すべてに再生可能エネルギーを用いるという目標を2016年6月に設定しました。
さらに、2045年までに温室効果ガスの排出量を実質ゼロにするとしています。
【スウェーデン3つの原則】
スウェーデンではSDGsの目標に基づく3つの原則があり、教育や企業活動、法律などがこれに沿って整備されています。
・自然にかえせる量の資源しか取らない
人間はあくまで環境の一部であり、資源はあくまで自然にかえせるものを必要な量しか取らないという考え方です。例えば、木材にするための木を伐採したら植樹をする、魚を捕るなら必要最小限にして数が減らないように環境を整えるなどです。
・地下より地上のエネルギーを選ぶ
地下にある石炭や石油などの資源は、再生に数百万年の時間を要するため現実的に再生が難しいものです。このため地上にある太陽の光や風、波といった再生可能エネルギーを使う社会にしていこうという意識です。
・生物の多様性を保護する
すべての生物にはそれぞれに役割があり、人間も含めて地球上の生物はつながって生きています。そのため食材を始め多くの資源が地球上の生物の恩恵を受けていることは明らかで、生命全体を守っていくべきという意識です。
【ごみを100種類にも分別】
SDGsにおける気候変動への具体策として、スウェーデン政府は、ごみの削減とCO2の排出を抑制へ向けて、ごみの分別を100種類に分け、家庭ごみの99%をリサイクルやエネルギー源としています。各種容器はデポジット制を取り入れており、回収施設も充実させることで徹底した取り組みを行っています。
【ジェンダーレスへの取り組み】
SDGsの目標の1つでもある、ジェンダー平等への取り組みにも力を入れています。
スウェーデン政府の大臣はおよそ半数が女性であり、さらに男女平等大臣という役職も設けられ、それを担っているのも女性大臣です。
また、LGBTに対する偏見が生まれないよう、同性カップルを扱った内容が教育カリキュラムに組み込まれています。
今回は『SDGsの達成にむけて私たちができること』をテーマに、スウェーデンの取り組みについてご紹介いたしました。
私たちZEAL TEAMは『リユースの力で未来を拓く』を理念に、今後も世界にリユース事業を展開していきます。
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