部署も文化も超えて-新規事業への想いと絆-
部署も文化も超えて-新規事業への想いと絆-
2021年4月より「株式会社 ZEAL TEAM 」 はホールディングス会社として設立し、リユース業界のリーディングカンパニーとして事業の多角化を進めています。
その挑戦は国内だけにとどまらず、世界にリユースの価値を発信・提供するため、新たな事業として海外輸出事業も計画しています。
今回は ZEAL TEAM の海外輸出事業立ち上げを担当している、部署も文化も異なる二人のスタッフをご紹介いたします。
-INTERVIEW-
■岩元 洋成 氏 (写真左側) 社長室所属
中途入社4年目。 知人の紹介で、ZEAL TEAMに入社。入社後は人事部で人事の仕事を経験し、販売・買取・MMコネクト法人営業を経て、現在の社長室へ配属となる。
■ベイグ モハメド ナディム 氏 (写真右側) LIMA TRUCKSフィリピン支社 所属
中途入社3年目。親戚が日本に住んでいたこともあり、ご両親の勧めで母国パキスタンから1988年に日本へ移住する。自身でトラックの買取を行っていた際にZEAL TEAMからオファーを受け入社。入社後、LIMA TRUCKSフィリピン支社へ配属となる。
【新規事業立ち上げに携わるまで】
岩元氏:まだ私がMMコネクトの法人営業を担当している時に、海外輸出事業を行うため約1500~3000坪の土地を探すことを任されたことがこのプロジェクトに携わることになったきっかけです。当初は土地を探すだけだと思っていたので、事業の立上げまで携われるとは思っていませんでした。私が探す以前からベイグさんが知人を通して土地探しを進めていたのですが、なかなか良い土地を見つけることが出来ず、ふたりで不動産屋に行き、協力して土地を探していくところから始まりました。
ベイグ氏:私はZEAL TEAMに入社する前から、トラックの買取をずっとしていたので、海外輸出をやりたいという気持ちはありました。5年間ドバイでやった経験もありましたが、その時は車両の解体のみでした。
ZEAL TEAMから海外輸出事業を一緒にやってほしいとオファーを受け、まずはLIMA TRUCKSフィリピン支店の立上げに携わりました。最初はフィリピンへの事業展開が目的でしたが、今では世界中に弊社の事業を展開することを目標としています。
その一歩として岩元さんと一緒に海外輸出事業を成功させたいと思っています。
【ビジネスの仕方の違いから思うこと】
岩元氏: ベイグさんは日本に来て長いので、文化の面で違いを感じることはないですね。よく一緒にカレーを食べに行くぐらいとても良い関係を築けていて、仕事もしやすいです。仕事のやり方に関しては、段取りや流れの違いは感じることがあります。海外の方は事業をやると決めてからのスピードが速いです。日本だと稟議を通したり細かい部分まで確認したりすることが多いと思います。事業をするうえでスピード感は大事だと思いますが、なかなか海外のようにどんどん進めていくのは日本では難しい部分もあります。もちろん海外のスピード感でやりたいという理想はあります。
ベイグ氏:そうですね。外国の方は決めた仕事はすぐやります。基本的に待てないです。頭の中にイメージを作ってすぐに実行します。仕事に関しては資金を作ってすぐ行動するのが外国のビジネスのやり方です。
岩元氏:例えばパキスタンの方が日本で事業を始める時は、お金を借りて資金を作ってすぐに事業をスタートします。日本だと事業をスタートするまで様々な人が介入し、資金も相見積りを取ってどれくらい必要か把握したうえで進めていきます。そのようなプロセスを踏むため、事業を始めるまでにある程度の時間がかかります。経費などを考慮したうえで最善のものにしていくので「最初のイメージ通り創る」という点においては海外のようにイメージをそのまますぐ実行に移すほうが適しているのかもしれません。
【お互いの価値を認めて成長する】
岩元氏:輸出に関してや車両の知識は、ベイグさんは長い間中古商用車の事業に携わってきているので、色々なことを知っていてとても勉強になります。とにかくアイディアがすごいです。パキスタンの方は、世界各国で事業をしている方が多いので、ベイグさんも含め人脈がすごくあります。出来ないこと、わからないことがあればやり方を知っている人たちを巻き込んで仕事をしていくのですが、そのなかでも、きちんと仕事をしてくれる人をベイグさんは見極めてくれるので、洞察力もすごいです。
ベイグ氏:長い間、日本でトラックの買取を専門にやっているので、買取のマーケットに関してはほとんど知っています。日本にパキスタン人は1万5000人ぐらいいますが、そのうちの90%の方が車のビジネスをやっています。そのため、これまでの人脈を活かして常に情報が入ってきます。私はその中で信頼できる人と付き合うようにしています。
岩元氏:新規事業に向けて、ベイグさんのように長年この業界に携わってきた方の知恵を借りることが多いのですが、その方たちの話を聞いていると、やりがいにも繋がっていきます。ちなみにパキスタン人は車以外のビジネスだとカレー屋さんもやっている方もいて、古くから日本で事業を行っている方が多いです。
ベイグ氏:岩元さんと一緒に仕事をする時は、良い意味で気を遣わなくて良いので、気持ちがとても楽です。仕事に関しても、私が説明したことに対してすぐ理解してくれますし、海外の方含め色んな人と会って様々なことを吸収しているので、新しい海外輸出事業を進めるうえでなくてはならない存在です。岩元さんが支えてくれるから、私もどんなことにも挑戦できます。
【本音が本気で仕事をするということ】
岩元氏:もちろん、ベイグさんと仕事でぶつかる時もあります。しかしそれはお互いが本気で仕事をしているからです。遠慮をしてしまう相手は国籍関係なく日本人同士でもありますよね。そう考えると一緒に新規事業を担当する相手がベイグさんで良かったと思います。
ベイグ氏:私は言いたいことは全部言います!私は本音しか言えないので。
岩元氏:なので、言い合いになることもあります。でも一緒に仕事をするうえで言いたいことをお互い言えなければ、仕事はできないと思います。常に意見を言い合っています。「こうしたほうが良くなる」「それは違うと思う」などお互いの意見を遠慮なく言います。
ベイグ氏:遠慮していてはダメです。仕事をするときは建て前ではなく本音で意見を言わないといけません。
【叶えたい夢への一歩】
岩元氏:社長の夢を叶えていきたいとよくふたりで話をしています。新規事業は会社の未来を作る1つだと思うので、大変なことは多いですが、新しい海外輸出事業を始められるように成し遂げたいですね。
ベイグ氏: 私は自分の給料などお金のことは仕事をするうえであまり重要視していません。社長の熱意をもって仕事をしている姿を見て感銘を受け、この人たちのために何かしたいという想いがあります。
自分のこれまでの経験で培った能力を発揮して、世界中にZEAL TEAMの名前を広げたいです。今回の新規事業がその夢への一歩で、この先の道も見えてきたので、会社の夢を叶えるために頑張ります。
ZEAL TEAMが世界へ向けて飛躍していくために、社員がお互いの価値観を認め合いながら、更なるシナジー効果を生み出せることを期待しています。