Youが学ぶ「Japanese soul」inフランス
Youが学ぶ「Japanese soul」inフランス
「大和魂」なんて言葉がありますが、当たり前に日本人をずっとやっていると、
「日本人らしさ」や「普段何気なく取っている行動」なども特に意識せず当たり前化
していきますよね。
そんな時、弊社の外国人スタッフと話をしていて、
「日本には学ぶべきところがたくさんある」そして、「逆にもっと学んだほうがいいところもある」
という内容がありました。
そこで今回は!Youが学ぶ「Japanese soul」ということで、日本人から学んだことをテーマに
ちょっとしたコラムを書いてもらいました。
Youが学ぶ「Japanese soul」-inフランス-
日本人から学ぶことはたくさんありますが、今回私は日本人に、ぜひヨーロッパから学んでほしいことを中心に書きたい
と思います。「日本人がヨーロッパから何を学ぶべきなのか?」それは、フランス語の言葉である「バカンス」だと言え
ます。「日本人は働きすぎる」や「フランス人はあまり働かない」という固定観念は、皆さんも聞いたことがあると思い
ます。もちろん、「人や会社による」ことから、それはいつも事実ではありませんが、ある程度の真実味があり、日本企
業も参考にすることができると思います。
フランスでは、年に5週間の有給休暇に加えて、祝日や時間短縮などの他の休日もあります。
日本では休暇をとることは珍しいようですが、ほとんどのフランス人はすべての休日をとると言えます。
もちろん、みんなが遠くまで旅行する訳にはいきませんが、家に残っても「好きなことをする」「家族と時間を過ごす」
ために、休暇をとることはメンタルヘルスに良くて非常に有益だと思います。
【休暇をとらない場合:仕事ばかりをすればするほど、仕事だけについて考えるようになります!】
働き者は、自分と仕事を強く同一視していますので、ずっと働いています。残業を多くしたり、休暇をとらなかったり…
仕事に関係のない趣味がなくなります。仕事の効果を高めることで、仕事以外では見られない自尊心が生まれ、仕事の中
毒性が高まります。
【休暇をとる場合①:ワークライフバランスがよくなる!】
休暇は、オフィスの外で新たな目的意識を創造すると思います。睡眠やストレス改善のなど、仕事が忙しくて無視してきたセルフケアのための時間を与えますし、時間の経過とともに精神的および肉体的健康問題を発症するリスクを減らすことが可能です。
【休暇をとる場合②:スキルアップもできる!】
さらに、旅行する人は普段から自分の旅行に自己資金を投資しているため、金銭的な目標とその目標にコミットすることの重要さをより理解すると思いますし、予算、スケジュール、組織、意思決定に関するスキルをより身に付けられます。これらはすべて、自分の仕事でも使える重要なスキルだと思います。
【フランス人も勤勉家ですが、仕事と生活のスタイルが日本と異なります】
もちろん、フランス人もオフィスにいるとき一生懸命働きますが、自由な時間も大切にしています。
多くのフランス人が休暇をとることは「人権」だと感じています。フランスでは、労働者が家族と一緒に休暇を楽しむために夏に3週間の休暇をとることは珍しくありません。多くの企業は夏に数週間休業しますが、全従業員が同時に長期休暇を取らない制度があり、国の経済に影響を与えません。多くの分析では、より短い労働時間は効率の向上につながることが多いとされています。
【変わりつつある日本】
そのため日本では最近、いくつかの企業が労働時間を削減したり、政府が労働者に、毎年少なくとも5日間の休暇を取ることを強制する法律を導入しているのは良いことだと思います。
またZEALでは、外国人が帰国するためにもっと長い休暇を取る必要があることを理解してくれているので感謝しています。