フィリピンの洗礼式
フィリピンの洗礼式
Magandang araw ♪(マガンダン アラウ)
皆さんこんにちは!高次です。
先日、親戚の赤ちゃんが1歳を迎え、そのお祝いとして洗礼式に参加してきました。日本のお祝いの仕方とは違った風習でしたので、今回は、フィリピンの洗礼の儀についてご紹介いたします。
日本では、1歳の誕生日に一升のお米でお餅を作り、そのお餅を赤ちゃんに背負わせて縁起を担いでもらうお祝い行事がありますが、国民の約83%がカトリックであるフィリピンでは、
赤ちゃんがキリスト教に入信するための儀式を1歳になる前に行います。
その際ニノン・ニナン(洗礼親)が必要になります。ニノン・ニナンとは、第二の親のようなもので男性はニノン、女性はニナンになります。
両親が10名ほど親戚や知人の中から選び、依頼します。
断ることも可能ですが、無礼に当たるため、ほとんどの方が快諾します。
ニノン・ニナンに選ばれた人は、洗礼式にお金やプレゼントを赤ちゃんにあげます。
その後もクリスマスや誕生日の際にちょっとしたプレゼントをその赤ちゃんにあげるのがならわしです。
家族や友人など周りの人との繋がりを大切にするフィリピン人ならではの文化ですね。
また、教会で洗礼式を受ける前に、ニノン・ニナンに選ばれた人は、約1時間ほどのレクチャーを受けた後、洗礼式が始まります。
洗礼は、赤ちゃんの頭に水を注ぐことで、心の中の醜いものを洗い流し神の子として生まれ変わると信じられているようです。
洗礼式が終わると誕生日パーティーが行われ、屋外でカラオケや食事をして皆で楽しみます。
洗礼式は1歳になる前の一度きりの行事ですので、あまり誘われる機会は少ないかもしれませんが、フィリピンでは誕生日パーティーを毎年行うところがほとんどなので、誘われたらぜひ参加してみてください!