~地球が直面する環境問題~ ②宇宙ゴミが及ぼす環境問題

~地球が直面する環境問題~ ②宇宙ゴミが及ぼす環境問題

~地球が直面する環境問題~ ②宇宙ゴミが及ぼす環境問題

株式会社ZEAL. TEAMはリユース業界のプロフェッショナル集団として世界規模での「持続可能な社会」を実現することを目指しています。

今回は前回に引き続き、地球が直面する環境問題を取り上げ、ご紹介いたします。

第2弾は宇宙ゴミ問題です。

皆さんは宇宙ゴミをご存知ですか?また宇宙ゴミ問題と聞いてどんなことをご想像しますか?

宇宙開発が進む現代において、地球環境問題の一つとして注目される宇宙ゴミについてまずは見ていきましょう。

 

-宇宙ゴミとは-

 

 

 

宇宙ゴミとは、人工衛星やロケットの部品、宇宙飛行士が落としたものなど、人間が宇宙に放出した物質のことです。これらの宇宙ゴミは地球周回軌道上で衝突し、破片が飛散することで、地球環境に深刻な影響を与える可能性があります。宇宙航空研究開発機構 JAXAによると、宇宙ごみの数は2010年時点で10cm以上のものが約20,000個、10cm未満1cm以上のものは約50万個、運用が終了した人工衛星でまだ回収できていないものが約2,600個あると言われています。

 

-宇宙ゴミが地球環境に与える影響-

 

 

宇宙ゴミが地球周回軌道上で衝突することで飛散した破片は、高速で移動するため、他の宇宙機や人工衛星などに衝突することがあります。このような衝突により宇宙機や人工衛星が破壊されることがあり、通信衛星や気象衛星など人間の生活に欠かせない衛星が損傷する可能性があります。  また、宇宙ゴミが地球に落下する可能性も近年話題に上っています。カナダ・ブリティッシュコロンビア大学の研究チームは宇宙ごみが今後10年間で、地上に落下して死傷者を出す確率が10%に上るとの分析結果を出しています。

 

-宇宙ゴミ問題に対しての国際的な取り組み-

 

このような宇宙ゴミ問題に対して、これまで様々な取り組みが行われてきました。国際宇宙ステーション(ISS)では、宇宙ゴミを監視するための宇宙状況把握システムを導入しています。このシステムにより、宇宙ゴミの状況をより正確に把握することで、人工衛星との衝突リスクを低減し、私たちの地上での暮らしに欠かせない人工衛星を守っています。2010年には「ISO-24113スペースデブリ低減要求」が採択され、宇宙機運用時の物体放出の制限や、地上で監視できる物体との衝突の回避を行うことなどが定められています。しかし現状、宇宙ゴミの量は年々増加し続けているため、より有効な対策が必要とされています。今後は、宇宙ゴミの回収や、再利用の技術開発などの取組みを世界規模で進めていくことと同時に、宇宙ゴミの発生を最小限に抑えるためには宇宙機の設計や運用においての規制をより厳格にする必要があります。多くの国が宇宙開発に関与しているので、  宇宙ゴミは地球全体の問題です。そのため各国で協力しこれらの対策を行っていくことが重要になります。

 

今回は『地球が直面する環境問題』をテーマに、宇宙ゴミについてご紹介いたしました。 私たちZEAL TEAMは『リユースの力で未来を拓く』を理念に、今後も環境問題に目を向け、世界にリユース事業を展開していきます。

 

 

・ZEAL.TEAMが行う法人の森活動

https://www.zeal-team.co.jp/csr/

・過去記事「2023年新卒研修の一環として法人の森活動を行いました」

https://www.zeal-team.co.jp/news-corporate/7252/

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